私たちの暮らしを支えているごみ処理施設でも、多くの送風機が活躍しています。中でも、ごみ焼却設備の基幹をなす押込送風機・誘引通風機は、各々の焼却炉の能力に対して最適な風量・風圧で設計・製造を行います。
また、設備更新に伴う省エネ高効率化,搬入経路やレイアウトの問題など、様々な課題を解決できる付加価値の高い送風機を提供できるのも私たちの強みです。
押込送風機(Forced Draft Fan)は、燃焼用空気を焼却炉内に送り込むために使用されます。そのため比較的高圧の送風機が使用され、場合によっては高圧のブロワが使用されることもあります。
押込送風機として使用される送風機
一次押込送風機,二次押込送風機
誘引通風機(Induced Draft Fan)は、焼却炉の排気側で使用され、ごみ処理場の送風機としては最大級になります。
誘引通風機として使用される送風機
ごみ焼却場では、塵埃や温室効果ガスなどの排出を抑制するための様々な付帯設備があり、小型の送風機が多く使用されています。
付帯設備で使用される送風機
白煙防止ファン,循環ファン
汚泥焼却のための流動炉では、空気の供給に高い圧力が必要とされるため、多段ブロワが多く使用されます。汚泥や腐敗ガスがブロワ本体や周辺環境へ悪影響を及ぼさないよう、構造に工夫を凝らしています。
汚泥焼却設備などで使用される送風機
流動ブロワ,誘引ブロワ,曝気ブロワ